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テーマ:「社会の新たな価値の創出をめざして」

プログラムの趣旨

「社会の新たな価値の創出をめざして」をテーマとして、2つの助成枠を設定し、「社会の新たな価値の創出」に結び付くことが期待される共同研究、または個人研究のプロジェクトを対象に助成を行います。いずれの助成枠でも、若い感性による自由な発想において研究に取り組み、その成果の上に立ち、国や地域、社会的立場・背景を超え、人びとの意識の変化を生み出し、課題の解決に向けた行動を広げようとする、意欲的なプロジェクトを募ります。

選考委員長選後評

◆2014年度研究助成プログラム選後評
なお、これ以前のものに関しましては年次報告書をご覧ください。

2014年度研究助成プログラム助成対象一覧

下記の一覧は、2015年3月11日当財団理事会決定時の情報です。
助成番号 題目 代表者氏名 代表者所属・役職等 助成金額(万円)
(A)共同研究助成
D14-R-0010 アゾラ・合鴨農法の普及に向けた取り組み ―ヴェトナム・メコン川流域における水稲の持続可能な有機栽培をめざして グエン・コイ・ギア カントー大学農学応用生物学部 講師 500
D14-R-0042 東アジアにおける「越境的多文化主義」 ―国境を越えた文化シティズンシップの構想と実践に向けた国際恊働プロジェクト 岩渕 功一 モナッシュ大学アジア研究所 教授 640
D14-R-0126 タンザニアにおける小型水力発電と住民交流を基盤とした環境保全に関する実践的研究 黒崎 龍悟 福岡教育大学教育学部 准教授 640
D14-R-0197 近大都市圏農山村の「地域資産」蓄積にむけた未来設計 ―長野県富士見町を事例に 重藤さわ子 東京工業大学グローバルリーダー教育院 特任准教授 640
D14-R-0201 移住の拡大と東南アジアにおける「孝」の概念 ―アジアの核心的価値に与える移住の影響 ジュリアン・CH・リー ロイヤルメルボルン工科大学デザイン・社会関係学部 講師 200
D14-R-0225 文化としての看取り ―介護老人福祉施設における「より良い看取り」実現への取り組み 小山千加代 新潟大学大学院保健学研究科 教授 200
D14-R-0256 市民的価値として聞く沖縄の環境音 ―健全なコミュニティの形成と世代間の関係構築に資する自然資源・歴史的資源として環境音を捉えるための共同プロジェクト ルパート・コックス マンチェスター大学社会科学部 上級講師 570
D14-R-0270 「差別」の構造化と障がい者差別を黙認しない行動変容プログラムの構築 ―「傍観」「無関心」「記述的理解」からの移行 永浜 明子 立命館大学スポーツ健康科学部 准教授 250
D14-R-0298 自然エネルギー時代への近代地方水都の再生 ―地域主体形成の視点に基づく近世および近代初期の利水型産業遺構の再評価と自然エネルギー産業・観光水都への再構築 陣内 秀信 法政大学大学院デザイン工学研究科 教授 320
D14-R-0372 宗教間の対話と共生のための新たな価値を求めて ―ヴェトナム文化とカトリック文化の融合に関する研究 レ・ゴク・トゥイ 文化研究・支援・発展センター 副センター長 350
D14-R-0482 持続可能な社会を創る「農の営み」を通じた新しい価値軸の提示とその普及に関する実証的研究 ―国内の農山村と都市における実態調査と比較検討を通じて 勝俣  誠 早稲田大学大学院 非常勤講師 480
D14-R-0637 「理想の幸福」を用いた幸福概念の多様性に関する研究 ―人々の声に耳を傾ける聞き取り調査を通じて 高橋 義明 筑波大学システム情報系 准教授 400
D14-R-0723 フィリピンの次世代教育における博物館の活用可能性に関する研究 ―移動型展示による教育機会の地域間不均衡解消と地方固有の自然・文化遺産の継承者育成に向けて 寺田 鮎美 東京大学総合研究博物館 特任助教 350
D14-R-0798 (認知症患者を含む)高齢者ケアの現状を踏まえた高齢者の尊厳の比較文化的研究とそれにもとづく福祉社会の新たな可能性の探究 加藤 泰史 一橋大学大学院社会学研究科 教授 600
D14-R-0840 グローバル土地収奪下における持続可能な地域発展のためのアフリカ小農主体の国際共同調査研究 ―モザンビーク北部を中心事例として 大林  稔 龍谷大学経済学部 名誉教授 640
D14-R-0919 相互扶助ファンドとイスラーム金融が創る新しい価値 ―ポスト資本主義をめざすコミュニティ経済哲学 長岡 慎介 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 准教授 680
D14-R-0971 都市化の限界 ―インドにおけるスマートシティ開発への統合評価手法の適用 手塚 哲央 京都大学大学院エネルギー科学研究科 教授 500
小計  17件
(B)個人研究助成
D14-R-0011 近代日本の盲唖学校におけるコミュニティの特質 ―特別支援学校における歴史観獲得のために 木下 知威 日本社会事業大学 非常勤講師 150
D14-R-0130 半島部マレーシアにおける泥炭湿地林保全に向けた環境倫理の研究 タパン・クマル・ナス ノッティンガム大学マレーシア校生命科学部 准教授 70
D14-R-0139 中国農村部における自由で豊かな学校建築に関する研究 ―教育格差是正及び震災復興を目的として 範   懿 九州大学大学院芸術工学府 大学院生 150
D14-R-0145 〈災害時経済〉の下でのモラル・エコノミーとボランティア経済(圏)の生成と展開 ―復興の社会経済分析 似田貝香門 東京大学 名誉教授 150
D14-R-0172 都市先住民に適する居住空間とは ―台湾新北市における原住民不法占拠コミュニティとその移転策の考察 杉本 智紀 スタンフォード大学人類学部 大学院生 130
D14-R-0251 限りなくローカルな記憶を止めどなくグローバルな伝承へ ―南相馬の災害伝承に見る歴史の層間 森本  涼 ブランダイス大学文化人類学部 大学院生 80
D14-R-0285 伝統漁業における女性の地位向上とキャパシティビルディング ―コミュニティ・ベース型の資源管理 フラッドリー・ディスーザ エネルギー資源研究所 特別研究員 120
D14-R-0512 他者との共生、協働、相互作用を創生するパフォーミングアーツの潜在的な力 ―インドネシア、バリ島における宗教的マイノリティの芸能民族誌 増野 亜子 東京芸術大学 非常勤講師 150
D14-R-0527 「フィールドミュージアム」構想によるマダガスカル南部川辺林の保全 市野進一郎 京都大学アフリカ地域研究資料センター 研究員 150
D14-R-0795 「食」と「農」の豊かさから創出される地域コミュニティの新たな価値 ―CSA(Community Supported Agriculture)の理念と展開を中心に 村瀬 博昭 NTTデータ経営研究所 マネージャー 120
D14-R-0849 環境をめぐる世代間正義における公共的な倫理の探究 マシュー・コットン シェフィールド大学社会科学部 講師 70
D14-R-0854 コミュニティ・ベース型「統合ハザードマップ」の作成 ―フィリピン・コルディリェラ行政地域イフガオ州における災害管理へのアプローチ レイチェル・グインバタン・ファッギャス フィリピン環境プランナー協会 環境プランナー 130
D14-R-0993 生物多様性に基づく災害リスク削減の可能性の検討 森   章 横浜国立大学環境情報研究院 准教授 150
D14-R-1110 インドネシア都市スラムにおける生活環境の総合的解決方策の検討 ―都市物質代謝システムの総合的把握と生活者の価値判断のマッチング 牛島  健 北海道大学工学研究院 特任助教 150
小計  14件
合計  31件

助成概要

公募期間 2014年4月1日〜9月5日
企画書受付 2014年8月25日〜9月5日
助成予定総額 1億円(共同研究助成:約8,000万円、個人研究助成:約2,000万円)
助成額 共同研究助成:年間400万円程度まで/件
個人研究助成:年間100万円程度まで/件
助成期間 2015年5月1日より1年間または2年間
助成の要件 ・研究の分野や方法については限定しない
・国籍、所属、学歴、居住地などは問わない
助成枠 (A)共同研究助成
(B)個人研究助成
助成の決定 外部有識者によって構成される選考委員会の審査を経て、2015年3月に開催予定の理事会にて決定

応募について

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