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トヨタ財団について

トヨタ財団「行動指針」

はじめに
 トヨタ財団は、「人間のより一層の幸せを目指し、将来の福祉社会の発展に資する」という理念の下にトヨタ自動車工業株式会社とトヨタ自動車販売株式会社(のちに両社は合併してトヨタ自動車株式会社)からの出捐によって設立された民間助成財団です。
 この理念の下、トヨタ財団は、時代の変化に対応して多様な分野への助成を行ってきましたが、グローバル化の更なる深化、デジタル革命の急速な進展、日本国内での少子高齢化の加速を始めとする環境の激変に的確に対応するため、助成事業の思い切った革新を開始しています。
 そうした革新に取り組み、その実を上げていくために、私たちトヨタ財団の役職員は、社会的規範を順守することは勿論、常にこの「行動指針」を拠り所として行動いたします。

社会課題との関係において
私たちは、社会の課題を先見的に見出し、その解決につながる社会的に意義の大きい助成プログラムを積極的に企画立案、そして運営いたします。なぜならば、私たちは「人間のより一層の幸せ」を実現することを設立の趣旨とするトヨタ財団の一員だからです。

助成対象者との関係において
私たちは、深い敬意と謙虚さと共に助成対象者の方々が語ることに耳を傾け、現場で生まれた発想から学び、信頼関係を育み、その信頼関係に基づいて助成を行います。なぜならば、課題に正面から取り組み社会を変えるのは、現場で格闘する助成対象者の方々だからです。

識者との関係において
私たちは、助成プログラムをより良いものとするためにも、幅広い識者の意見を積極的に伺います。なぜならば、社会が抱える課題は複雑なもので、その全体像を見出し、解決への道筋を考えるためには、その課題に造詣が深い人々の知恵が欠かせないからです。

職場の同僚との関係において
私たちは、職場において他の職員と意見が異なることが生じたとしても、常に敬意を払います。なぜならば、職位、職能、性別、年齢、経歴、雇用形態に関わりなく、トヨタ財団の職員は、すべて「人間のより一層の幸せ」を実現するために共に歩む仲間だからです。

他の民間助成機関との関係において
私たちは、自らの蓄積を活かして他の民間助成機関と積極的に連携協力します。なぜならば、トヨタ財団のみならず、民間助成機関全体の助成活動が活性化されることは、人々が直面する多くの、そして多様な課題の改善に繋がるからです。

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