国際助成プログラム
2020年度国際助成プログラム
テーマ:「アジアの共通課題と相互交流 -学びあいから共感へ-」
プログラムの趣旨
本プログラムは、日本を含む東アジア・東南アジアの各国・地域を対象に、アジアの共通課題の解決に取り組む人々同士が、互いに交流し学びあうことを通じて新たな視点を獲得し、次世代が担う未来の可能性を広げていくことを目的としています。
国をまたいだ多様なバックグラウンドをもつ参加者たちが、同じ課題に取り組む仲間として「共に考え、行動し、創りあげる」という協働・共創の関係を構築し、その関係が国籍、年齢、所属組織等の枠を超えた双方向の学びのプロセスのなかで、社会変革につながるパートナーシップに発展することを期待します。
選考委員長選後評
2020年度国際助成プログラム選後評
なお、これ以前のものに関しましては年次報告書をご覧ください。
※下記の一覧は、2020年9月25日現在の情報です。
助成番号 | 題目 | 代表者氏名 | 代表者所属 肩書 | 助成金額(万円) |
D20-N-0017 | 日本に居る外国人留学生のヴィジュアル・エスノグラフィー―包摂的な社会の創造に向けて相互理解を深め共感を育む | ディペシュ カレル | 東京大学 研究員・映像作家 | 850 |
D20-N-0036 | COVID-19パンデミック禍でのアジア東西経済回廊の国境越境地域におけるコミュニティの持続的発展とそのマネジメント | 白井 裕子 | 総合地球環境学研究所 研究員 | 900 |
D20-N-0070 | 分野を超えた若手大学院生・社会人による相互交流を通じたパンデミック時の大都市移民コミュニティ支援システム構築 | 吉村 英里 | 特定非営利活動法人 日本医療政策機構 シニアマネージャー | 850 |
D20-N-0084 | ポスト・コロナ禍の共生社会に向けたインドネシア・マレーシア・日本における対話と協働を通じたグローバル市民性教育 | 草彅 佳奈子 | 東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化・効果検証センター 助教 |
800 |
D20-N-0095 | 社会的投資を通じた、国境を超えたクロス・セクター連携の促進 | 伊藤 健 | AVPN東アジア ディレクター | 900 |
D20-N-0101 | 日本とカンボジアにおけるグローバル社会課題を通じたソフトスキル教育を牽引する教育リーダー育成事業 | 菅原 裕恵 | NPO法人SALASUSU 理事 | 450 |
D20-N-0111 | インドネシアと日本の結び目がつくる若者のオンライン過激化防止のためのCIORプロジェクト | 永井 陽右 | 特定非営利活動法人 Accept International 代表理事 | 500 |
D20-N-0126 | ガストロノミーティーツーリズムによる茶産業コミュニティの活性化 | アムナー カウクルアムアン | 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 准教授 | 850 |
D20-N-0138 | 地方在住インドネシア人と地域の人々が協働してつくりだす「外国人材でつながる」文化 | 渡辺 裕一 | 特定非営利活動法人地球対話ラボ 理事・事務局長 | 900 |
合計 9件 |
助成概要
詳細につきましては「募集要項」をご覧ください。
テーマ | アジアの共通課題と相互交流 -学びあいから共感へ- |
プロジェクトに求められる要素 | 国際性、越境性、双方向性、先見性 |
対象国 | 日本を含む東アジア・東南アジアの国・地域 *1 |
助成期間 | 1年間(2020年11月〜2021年10月) または 2年間(2020年11月〜2022年10月) |
求められる成果 | 以下の全て 1)課題の設定とそれに対する現状のレビュー(調査・分析) 2)課題解決につながる実践的な学びあいの活動 3)提言・作品などの成果物(Tangible Output)の作成と社会への発信 |
応募対象者の要件 | 複数の対象国・地域に拠点を置き、当該課題解決に対する実績・知見を持つ実践者、研究者、クリエイター、政策担当者、メディア関係者等、適切かつ多様なメンバーによって構成されるチーム |
助成額 | a)1年間プロジェクト:上限500万円/件 b)2年間プロジェクト:上限1000万円/件 |
助成予定総額 | 7千万円 |
応募方法 | 財団ウェブサイトを通じた応募のみ |
公募期間 | 2020年4月1日(水)から6月6日(土)(日本時間23時59分まで) |
助成の決定 | 外部有識者によって構成される選考委員会の選考を経て、9月下旬に開催される理事会にて決定 |
*1 東アジア:日本、中国、香港、マカオ、台湾、韓国、モンゴル
東南アジア:ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シン
ガポール、タイ、東ティモール、ベトナム
よくあるご質問をまとめました。こちらからご覧ください。
- 2020年度募集要項
(853KB)
- 2020年度企画書サンプル(256KB)
※ 6/6(土)をもって、公募期間は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
プログラム趣旨の説明会を開催します(オンライン)
第1回: 4/10(金)13:30 - 15:00 終了しました
第2回: 4/14(火)13:30 - 15:00 終了しました
(4/17(金)掲載)説明会での主な質問と回答はこちらからご確認ください。
個別の事前相談も受け付けています。詳しくは、募集要項をご覧ください。
参考資料
『理解から共感をもたらすものとは?』(3716KB)
2018年1月から3月にかけて、財団プログラムオフィサーを交え、助成を受けているプロジェクト関係者による対話を実施しました。対話を通じて、実際に助成を得たプロジェクトの実施・運営の経験談が共有されるとともに、助成を得る立場から見た国際助成プログラムの趣旨や狙いも浮かび上がってきました。プログラム趣旨のご理解にお役立ていただけましたら幸いです。
トヨタ財団国際助成プログラム評価報告書 (485KB)
国際助成プログラムでは、外部有識者4名からなる評価委員会を設置し、2018年5月から10月にかけて、過去4年間の国際助成プログラムについて、委員およびプログラムオフィサーによる総括的なプログラム評価を実施しました。この報告書は、2014-2017年度の助成案件全63件中31件を対象にしたヒアリングに基づき、評価委員会がとりまとめたものです。