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財団イベント・シンポジウムレポート

2019年度「そだてる助成」中間研修・報告会@オンライン開催(国内助成プログラム)

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    イベント・シンポジウムレポート

情報掲載日:2020年9月13日

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2021年5月26日(水)、6月4日(金)の2日間に分けて、2019年度「そだてる助成」このリンクは別ウィンドウで開きますの助成対象団体の中間研修・報告会をオンラインにて開催しました。

今回の中間研修・報告会では、助成対象の全13団体を2日間、3グループに分けて、各団体より現時点までのプロジェクトの進捗報告を行っていただき、その後にグループディスカッションを実施しました。



【グループディスカッション(仮想理事会)】

グループディスカッションでは、各団体の報告を聴きっぱなしにするのではなく、参加性や主体性を高めることをめざし、「仮想理事会」をテーマとして進行しました。なお、「仮想理事会」にもいろいろな場の設定があるかと思いますが、今回はそれぞれの団体が持っている実践知や経験値を持ち寄りながら、同じ立場(同一年度の助成対象者)からのピアコンサルテーション的な視点を重視しました。

各団体には、マトリックス形式のワークシートに、プロジェクト戦略((1)達成目標、(2)実施内容、(3)ステークホルダー、(4)方策)について、「現状までの経過」と「助成終了3年後」「同5年後」の展望を視覚化したものを事前課題として作成いただきました。

当日のディスカッションでは、主に「助成期間終了後の展開を見据えた期間中の目標設定」や「助成終了後に持続的に運営するための見直し箇所」がポイントとして挙がっていました。

D19-L-0193 project HOME(小野さん)

 D19-L-0081暮らし診つける&つなげるまちづくり探検隊(新野さん、中谷さん)

【不測事態の中での現状】

2019年度そだてる助成は、2020年4月から2年間の助成期間として各プロジェクトが実施されています。助成開始当初から「新型コロナウイルス感染症」により大きな影響を受けているプロジェクトが大半で、その中でも社会環境の変化を通じた新たな+αの課題への対応に苦労されている様子も窺えました。

そのような状況下であり、今回は新型コロナウイルス感染症に関連した悩みごとや従来から課題として挙がるテーマなどに基づく議論や情報交換が多く見受けられました。

・コロナ禍における活動の進め方、広報の仕方、新たなコミュニティデザインの仕方

・非対面環境での実施メンバー、組織とのコミュニケーションの取り方、地域住民へのアプローチ方法、情報配信の手法

・対面と比較した際に、関係性の構築やモチベーション(の維持やアップなど)などが、短時間で希薄、衰退するのではないか?との危機感

・不慣れなSNS、オンライン、リモートへの置換えによる関係構築への不安感

・行政、地域との連携方法、工夫などについて

・助成終了1~2年後のめざす姿やイメージの共有

・事業の収益モデルの構築方法や具体の事例について

また、取り組み事例について紹介や発表いただく中で、自分たちが受け入れ側としてGOサインを出しても、参加する側に感染懸念や遠慮する気持ちが大きく見られたとの意見も挙がっていました。

報告やグループディスカッションを通じて、それぞれの団体が「そだてる助成」で重視している「多様な主体と共に地域の課題解決の仕組みづくりやその担い手の育成に取り組む」の原点をさらに探究している姿がとても印象的な研修会となりました。



【事例紹介/D19-L-0125九州ハイランド共同体会議】

D19-L-0125九州ハイランド共同体会議(石井さん)

―今年度のフォーカスポイントー

「重点課題の人材育成/女性組織内のステークホルダー強化をめざす」

プロジェクト開始当初は、同志の仲間(男性メンバー)中心で進めていくことが多く、マルチステークホルダー自体に抵抗感を持つ方々も見受けられるとのことでした。一方で、プロジェクト代表者の石井さんは、地域の女性会との交流を通じて、直ぐに実行に移せる仕組みとしてLINEを使い、60〜70名ほどメンバーに短時間で周知し、様々な知見を持った人材集約の方法など、これまでと違った観点を持っており、面白そう!と感じたそうです。

これまでの取り組みにおいて、多様な組織や人材との交流の機会創出を通じてマルチステークホルダー構築へ着実に前進しているご報告をいただくと共に、他団体からは事例共有やアドバイス、提案などが活発にあり、最終的にはアットホームな悩み相談会の機会にもなっていました。



【編集後記】(事務局:佐藤夏子)

5月26日ご参加の皆さん(国内助成プログラム事務局3名含む)

6月4日ご参加の皆さん(国内助成プログラム事務局3名含む)

従来は対面式で開催していた中間研修・報告会も今回はオンライン開催となりましたが、質疑応答は「チャット」機能を活用し、リアルタイムで質問、発表終了後に各団体より口頭で回答、新鮮な情報を後半のグループディスカッションで更に活性化に繋がりました。

異なるジャンルの活動から新たな視点・解釈の発見、更に深掘りした意見交換、互いにプログラムそのものの理解を深め、確認・見直しの機会にもなり、この1年、急激な社会環境変化からの溢れる感情や思いも重なり、アットホームな雰囲気の運営悩み相談など、直接対面での開催実施ではないものの、横のつながりづくりや知見の共有などが生まれた中間研修となりました。

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