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プロジェクト成果物レポート

ワークショップ報告冊子『Best Practices for Consensus Building and Other Participatory Processes in Asia:Lessons from the CBAsia 2014 Workshop in Tokyo』が発行されました(国際助成プログラム)

情報掲載日:2015年1月29日

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この冊子は、2013年度国際助成プログラムの助成対象プロジェクト「アジアにおける合意形成の実践に根ざした知見の導出」の成果物として発行されました。

このプロジェクトは、アジア地域における合意形成の実践から、環境問題に関する合意形成プロセス改善に資する知見を導き出し、それらの知見を行政担当者や実務家と共有する試みです。研究者たちは合意形成の課題を特定の研究領域に絞って検討しがちですが、現場の実務家、研究者も多様な領域に存在する合意形成の現場を俯瞰した上で、それらの共通点・相違点を検討することが有益であると考えられます。同時に、これまでアジアの合意形成の実務家は、アジアに特徴的な環境条件を省みずに西欧の合意形成手法をそのまま利用してきた懸念があります。従って法システムや制度環境といった文脈的要因によっては、ある特定の合意形成手法がその効果を発揮できない可能性もあります。
2014年6月19〜20日に東京で開催されたワークショップでは、まずアジア地域における合意形成の実践を省みることで実践に根ざした知見を導き出す試みが行われました。アジア10か国からさまざまな実践領域の実務家を招き、個々の具体的な実践に基づき、合意形成における3つのフェーズ、すなわち「1)Pre-negotiation」「2)Negotiation」「3)Post negotiation」のに焦点を当て、ベストプラクティスを抽出しました。参加者同士の討論からそれぞれが示唆を得、それを共有する場となりました。本冊子ではワークショップでの議論のポイントと得られた知見が紹介されています。

助成プロジェクトの概要は、助成対象検索ページより【D13-N-0123】で検索してください。

書名 『Best Practices for Consensus Building and Other Participatory Processes in Asia:Lessons from the CBAsia 2014 Workshop in Tokyo』
監修 松浦正浩
問い合わせ先 CBAsia working group
info@cbasia.org
http://www.cbasia.org/
発行年月 2014年10月
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