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助成プロジェクトからのお知らせ
鳥取県、いんしゅう鹿野(しかの)でまちづくり合宿が開催されました
情報掲載日:2010年3月30日
2008年度の地域社会プログラムの助成を受けている「いんしゅう鹿野・空古民家再生プロジェクト」(代表:小林清、D08-L-310)は、鹿野の空き家の再生・活用に向け、貸し手、借り手をつなぐ仕組みづくりに取り組んでいます。
上記のプロジェクトチームメンバーも中心的なメンバーとしてかかわるNPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会(以下、まち協)と、鳥取大学が主催し、「鹿野まちづくり合宿」が開催されました(2月5日~7日)。この合宿は鹿野のまちづくりの現状、課題、そして今後の取り組みに関して語り合うという趣旨のもので、全国各地からまちづくりに関心を持つ方々が集まりました。
合宿は鹿野の町歩きに始まり、講師の方や鹿野の方々それぞれの取り組みを紹介し、最終日には参加者全員が車座になって「鹿野のでっかい<夢>を語る」セッションが取り行われました(当日プログラム 1、2)
まち協をはじめとする鹿野の方々、そして講師に、森まゆみさん(谷根千工房編集人)、松場登美さん(石見銀山「郡言堂」デザイナー)、結城登美雄さん(フリーライター、民俗研究家)、狩俣恵一さん(沖縄国際大学教授、竹富島で活動)らが集まり、それぞれのご経験に裏付けられた力強い言葉をたくさん伺うことができました。ここで印象に残っている言葉をいくつか紹介したいと思います。
- まちづくりには「遊び」の要素が重要である。人は、遊びを通じて自分を表現する手立てを身につけていく。遊ぶことが学ぶことにつながっている。それが凝縮されているのが祭りである(狩俣さん)。
- その地域や地域に暮らす人が、どう喜んできたのか、どう悲しんできたのか。地域の物語をつづること、記録することは重要である(森さん)。
- よい地域であるための7つの条件は、1.仕事の場があること2.よい住環境があること3.文化があること4.学びの場があること5.仲間がいること6.自然風土があること7.行政がある程度機能していること(結城さん)。
- くらし方、考え方をデザインする生き方をしていきたい。温故知新ではなく、復故創新(松葉さん)。
- 父親が楽しそうにまちづくりに取り組んでいる背中を見て育ち、自分も鹿野のまちづくりに参加するようになった(小林清さんの娘さん)。

鹿野の魅力は、世代を越えた地域の方が、それぞれに意見を持ってまちづくりに取り組んでいることではないかと思いました。合宿の二日目には、鹿野のまちづくりの火付け役となった岡田実さんをはじめ、鹿野で活躍する方々7名がそれぞれの取り組みを紹介して下さいました。一人のカリスマ的な人物が地域を牽引する例はよく見かけますが、これほど多くの方がまちづくりに取り組み自分の言葉で報告されるのは大変珍しいと思います。また会場づくりや受付など、中心的な人物だけでなく地域の方それぞれが役割を持って活躍していることも印象的でした。
交通の便が良いとは決して言えない鹿野において、地元の方々はもちろんのこと、北海道から沖縄まで全国各地から100名近い参加が見られ、参加者の熱気が渦巻く合宿となりました。参加者は、志を新たにそれぞれが活躍される地域に戻られた様子でした。
【写真・上】交流会では、空き家を改装した食事処「夢こみち」のスタッフの方々が中心となって腕をふるわれた手作り料理が並びました。

【写真・左】最終日に、車座トークで白熱した模様を記録した模造紙を背に記念撮影。ぎりぎりまで白熱した議論が続き、参加者は撮影直後に空港へ向かうバスへ飛び乗りました。
当該プロジェクトの概要につきましては、助成対象者検索のページから【D08-L-310】で検索いただきますと、詳細をご覧頂けます。




