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助成プロジェクトからのお知らせ

2006年度地域社会プログラム助成対象である鳴子ツーリズム研究会が大崎市と共催でセミナー「地域の力で支える暮らしといのち」を開催しました。

セミナー「地域の力で支える暮らしといのち」開催(地域社会プログラム)

情報掲載日:2008年3月3日

トヨタ財団では2006年度の地域社会プログラムで鳴子ツーリズム研究会が実施する「異業種の連携による地域ブランドづくり -現代湯治鳴子スタイル」(代表:板垣幸寿氏)に助成をおこなっています。このプロジェクトは温泉観光地であり山間地でもある鳴子温泉で、約1,200年前開湯の湯治場を現代の湯治場として再生するにあたり、世界に通用する日本の新しい旅のカタチを鳴子スタイルで提案することを目的としています。

このプロジェクトの一環で、2月29日(金)、宮城県大崎市鳴子町の川渡公民館にてセミナー「地域の力で支える暮らしといのち」が開催されました。セミナーでは、はじめ相互に連携しながら鳴子町で実施されている二つのプロジェクト「鳴子の米プロジェクト」と「鳴子ツーリズム研究会」の実践報告が行われました。

鳴子の米プロジェクトは、中山間地における持続的な米作りのしくみを確立することをめざしています。一方鳴子ツーリズム研究会は、農家、飲食店、旅館、職人などが業種を超えて連携し、鳴子地域の資源を活かしたツーリズムのあり方を模索し、発信する実践を重ねています。
 
二つの実践報告の後は、米プロジェクト総合プロデューサーであり、ツーリズム研究会のアドバイザーである結城登美雄氏(民俗研究家)と甲斐良治氏(農文協『増刊現代農業』編集主幹)、松本正氏(共同通信社金沢支局長)との鼎談が行われました。そこでは、日本の農と食は危機的な状況にあり、その解決のためには、安ければよいという市場の原理から離れて、作り手を食べ手が支えていくことを考えていかないといけないということが強調されました。

当初、地域社会プログラム選考委員長である姜尚中氏(東京大学大学院教授)が結城氏と対談する予定でしたが、高熱のため欠席となってしまいました。しかし、姜氏よりのメッセージが寄せられ、鼎談のはじめと最後に代読されました。姜氏はその中で「地域とくらしといのちを育むことが一番誇らしい時代を手繰りよせたい」と呼びかけました。

会場には、宮城県内外から約120名程度の人が集まり、3時間の間非常に高い集中力で聞き入っている人が多かったのが印象的でした。市外から参加したという農家の方は、「自分も米作りをしている、鳴子のプロジェクトのことを聞き勉強したくて参加した」と話していました。各地域での波及効果が期待されます。


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