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財団からのお知らせ
韓国と香港のアジア隣人ネットワークプログラムの助成対象者を訪問しました。
情報掲載日:2008年1月25日

2008年1月9日から16日にかけて、アシスタント・プログラム・オフィサーの権修珍が韓国と香港のアジア隣人ネットワークプログラムの助成対象者を訪問しました。
韓国のソウルでは、湖南大学外国語学部助教授の金太基氏とARENA(新しいオルタナティブに向けたアジア地域交流)のアン・ジヨン氏にお会いしました。
金氏は、2003年から2008年7月まで「多民族、多文化、共生構造の沿海州――沿海州社会の民族間相互作用に関する研究と『多民族間法律扶助ネットワーク』の構築による共生構造の創出」というプロジェクトを実施しています。多民族社会における各種の問題を解決するツールとして法律に着目し、沿海州に法律相談の事務所を開設する準備を進めながら、現在はホームページの立ち上げに取り組んでいます。金氏はいくつかの例をあげて、「現地の人々と密接なネットワークを築くには、何よりも信頼が大切です」と強調されました。財団としても、事務所の運営が成功し、問題解決のための環境づくりに貢献することを願っています。
アン氏は2007年度に助成を受け、「アジア結婚移民女性の新しい市民権獲得に向けた結婚移住者グループの協力」というプロジェクトを実施しています。東アジア(日本、中国、韓国、台湾など)の男性と結婚した東南アジア(主にヴェトナム、フィリピン)の女性に焦点をあて、彼女たちが抱えている問題を明らかにするとともに、その解決策を模索するものです。2007年11月にフィリピンで開催された第1回ワークショップでは、ヴェトナム、韓国、台湾、日本、中国、フィリピンなどの移住者、研究者、NGO関係者が、現状と今後の方向性、相互理解の試みなどに関して議論を交わしました。アン氏の活動およびワークショップに関しては、ホームページをご覧ください。
香港では、香港大学アジア研究所教授のプイ・タック・リー氏にお会いしました。リー氏は2007年度の助成を受け「アジアにおける中国ビジネス史研究ネットワーク」の立ち上げに取り組んでおり、1月15日に第1回のフォーラムが開催されました。そこでは、中国、韓国、台湾で開催された博覧会の歴史的な意義について各国の研究者が発表し、活発な議論が行われるとともに、フロアからもたくさんの質問がありました。印象的だったのは、中国の博覧会が中国人のプライドを高める民族主義を背景としているのに対して、台湾の博覧会は科学技術や文化の発展を強調しているということです。共通の文化をもつ中国と台湾の人々が、博覧会で異なる方向性を示していることに大きな興味をもちました。発表者である馬氏は2010年に開催される上海博覧会の関係者でもあることから、議論の内容を博覧会に反映させたいと語っていました。それがいったいどのようなカタチになるか、期待を込めて注目したいと思います。




